【デリヘル殺人】疑似恋愛の末に殺された風俗嬢 その真相は
ごきげんよう。今日は私が気になった事件を皆さんにお伝えしようと思います。
3年以上前に大阪のデリヘルで起きたニュースなんですが、まだ私の心の中に引っ掛かっている痛ましいニュースです。
15時間延長された末、殺されたデリヘル嬢
事件の概要
※男女の変死体が見つかった実際のアパートの画像
2012年6月1日、大阪市旭区のアパートでデリヘルの女性従業員(40)の遺体が発見された。女性の遺体のそばには女性を呼んだ男性(58)も首を吊って死亡していた。
女性の首には絞められたような痕があり、死亡推定時刻も男性より1~2時間早かった。そのことから首を吊って死亡していた男性が女性を殺し、その後自殺したとみられている。
死亡した男性は女性が働くデリヘル店の常連客だった。今回殺された女性が特にお気に入りで、何度も延長を繰り返し1回で約10万円を使うこともあった。女性が殺された日も派遣されてから15時間近くが経っていたが、店側は「いつものこと」と不審に思わなかったという。
疑似恋愛が招いた悲劇的なデリヘル殺人事件
まずこのニュースを見て思ったのは「他人事ではない」っていうこと。私も長いこと風俗嬢をやってきたけど、ヒヤリとするようなことは多々ありました。
お客さんに「好きだよ」と告白されるなんて日常茶飯事。自宅まであとをつけられたり、婚姻届を持って来た人もいた。今思うと、彼女のように殺されていてもおかしくない状態だったと思います。
でも風俗をしていると、そういうストーカー予備軍のようなお客さんはいいカモだと考える女の子が多いの。私も当時はもっとお金を使ってもらえるように色恋営業や疑似恋愛なんて当たり前にやっていました。
たぶん、殺された女の子も私と同じだったんだろうな~と私は思うのです。
でもどんな局面でも「これはヤバいな」っていう“兆し”があるもの。
同じお客さんが何度も延長したり、1日で多額のお金を使うようになったら実は赤信号なんです。
お金持ちなら大丈夫かもしれないけど、普通の人は風俗にそこまでお金をかけられるわけないですよね。だから、必然と無理をすることになるんです。
もちろんこの事件の容疑者の男性だって例外ではありません。住んでいるアパートを見ただけでどう考えてもお金持ちじゃない。つまり、男性は無理をしていたと推測できます。
お金がなくなる→でも風俗嬢に会いたい→借金する→借金の返済に追われる→お金がなくなる→それでも風俗嬢に会いたい…。
こうなると、風俗嬢に夢中になっている男性はどんな行動を取るでしょうか。
…それは、この事件が実証していますよね。