風俗嬢との恋 1 ~出会い編~
僕が彼女と出会ったのは、暖かくなってきた4月頃。
春の陽気のせいか、ムラムラした僕は初めてデリヘルを利用することにしたんだ。
デリヘルのシステムもわからなかったので、電話に出た受付のお兄さんに言われるがまま「姫子」という風俗嬢を指名。
電話が終わった後にホームページで確認したけど、姫子ちゃんの顔にはモザイクがかかっていてわからない。しかも茶髪。
「ギャルなのかな…。怖い女の子だったらどうしよう…」
とヘタレな僕は落ち込んだ。
でも実際に姫子ちゃんに対面すると、
すごく優しそうな、とても素敵な女性だった。年齢は20代前半くらいだろうか。
「ご指名ありがとうございます。姫子です」
声も高めで、すごく可愛い。
僕はポーッとしてしまって、なかなかしゃべれずにいると
「緊張していらっしゃいますか?」
と言いながら僕の手を握ってくれた!
「私も初めてのお客さんの時はすごく緊張します。でも優しそうな人で良かった…。お名前を教えて頂けますか?」
「…チョコおじさん(仮名)です」
「チョコおじさん。今日は私を彼女と思ってくださいね」
そしてキス!!!!
僕はこの瞬間、姫子ちゃんに恋をしたのだと思う。
「それじゃあ、シャワー浴びましょうか」
そう言って姫子ちゃんは僕の服を脱がせ始めた。
女性に自分の服を脱がせられるのは初めてだな…。
そんなことを思いながら、僕は彼女に言われるがまま全裸に。
彼女も恥じらいながら服を1枚1枚脱いでいき、僕と同じく裸になった。
それを見た僕は思わず勃起。恥ずかしくてソファに座り込んだままでいると
「隠さなくても大丈夫です。すごく嬉しいですよ」
そう言ってまた手を繋ぎ、僕にキス。
やっぱり好きだなぁ。そう思いながら、裸の彼女を抱きしめた。
その後もしどろもどろに話す僕の会話にしっかり耳を傾けてくれ、さっきと打って変わってベッドでは緊張して勃つことのできない僕の息子にも優しくしてくれた。
あっという間の60分だった。
イクことはできなかったが、それ以上のものを得ることができたと思う。
「イカせてあげられなくてごめんなさい…次はもっと頑張りますね」
そういう彼女を今度は自分から抱きしめて、また指名する約束をした。
この時の自分にはわからなかった。
風俗嬢がどんな仕事なのか、どんな気持ちで男の人を悦ばせるのか。
僕にとってはこれが初めてのデリヘル。
僕にこんな優しくしてくれる彼女なら、きっと僕を好きになってくれるに違いない。
当時の僕はそう信じて疑わなかった。
彼女はデリヘル嬢。僕はお客。
僕がいくら彼女を好きになっても、彼女にはたくさんいるお客の1人でしかない。
その事実を受け入れるのは、もう少し先のお話。
つづきはこちら!
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2話目【風俗嬢との恋 2 ~おしゃべり、そしてフェラと射精~】