【タクシーの怖い話】乗車拒否
オカルト大好きの風俗嬢ライター 小野寺みかこです!
今日は私の友達の風俗嬢が体験した怖い話をしたいと思います。
風俗嬢なら普通の女の子と比べてタクシーを使う機会って多いよね。
出勤時や退勤時はもちろんのこと、プライベートでも。(だからお金が貯まらないのかなぁ…笑)
私の友達もよくタクシーを利用しているんだけど、この前とっても怖い目に遭ったんだって!
詳しく聞いてみたから、みんなもぜひ読んでね!
【怖い話】私を4回も乗せたタクシー
私はその日仕事が終わって、いつものようにタクシーを捕まえたんだ。
運転手さんに行き先を伝え、背もたれに背中を付けて寝ようと思った。すると
「もし良かったらそこの飴、ご自由に召し上がってください」
と声を掛けられた。
声を掛けられたことがおっくうに感じながらも
「ありがとうございます」
と言い、飴を1つ取ってバッグにしまった。
すると運転手が、続けてこう切り出した。
「お客さん、昨日もこのタクシーに乗りましたよね」
昨日は仕事ではなかったので1日中家にいた。だからタクシーは使っていない。
そう伝えると、運転手さんは首をひねりながら納得していないようだった。
「いや、絶対お客さんだと思うんですけどねぇ。昨日の夕方4時過ぎと、深夜12時くらいに2回もお乗せしたんです。ほら、お客さんがしているその黒い手袋。忘れて行ったから2度目の乗車の時にお返ししたじゃないですか。」
確かに私はこの黒い手袋を気に入っていて、冬は毎回愛用している。
でも至って普通のデザインのため、似ている手袋なんてごまんとあるだろう。
「2度も会うなんてすごい偶然ですね。でも本当に私じゃないんですよ」
「うーん、見れば見るほどお客さんなんだけどなぁ。2度会うだけでもすごい偶然なのに、これで3度目だと思って、実はすごくびっくりしてたんですよ。ほら、この近くお墓もあるし幽霊じゃないだろうかって」
確かにこの辺は心霊スポットとしても有名だった。
「しかも昨日乗ったお客さん、行き先がお寺だったんです。だから完全に幽霊だと思って…。まさかお客さんもお寺じゃないでしょうね!?」
運転手のビビり具合が伝わってきて、私は少し笑いながら首を振った。
「安心してください。ほら、そこの商店街の通りで降ります」
「そうですか、かしこまりました」
ほどなくして目的地に到着。私は会計をしようと財布を出したら、小銭を落としてしまった。
座席の下に入ってしまった小銭を引っ張り出そうとすると、同時になにか柔らかいものが指に触れた。
引っ張り出してみると、なんと私と同じ黒の手袋が出てきたのだ。
「あっ…それは…!!」
運転手の顔はとても凍り付いていた。
私も何だか怖くなり、お金を置いてさっさとタクシーを後にした。
あの手袋は似たようなデザインの手袋ではなく、確かに私とまったく同じ手袋だった。
でも返したと言っていたのに、なぜまだタクシーの下に転がっていたのだろう。
もしかして彼はあの手袋をはめた女性を殺して、戦利品として隠していたのでは…。
そんな考えが頭をよぎり、私は帰路を急いだ。
そして次の日。
私は友達との飲み会の帰りで、いつもとはまるで違う場所でタクシーを捕まえた。
乗車して行き先を告げると、いきなりタクシーの運転手が悲鳴を上げた。
運転手の顔を見ると、なんと昨日会った運転手だった。
「勘弁してください!4回目はさすがになしですよ!申し訳ないけど降りてください!」
そう言ってタクシーは走り去ってしまった。
私は運転手と遭遇したのはこれで2度目だったが、それでもめちゃくちゃ怖かった。
4度も遭遇したと思っている運転手は、さらに怖かっただろう。
でも本当にゾッとするのはここからだった。
私は別のタクシーを捕まえて家に帰った。
会計をする時に財布を出そうとすると、なんとかばんの中に飴が3つあったのだ。
1つは昨日、例のタクシーでもらったものだ。
じゃあ、あとの2つは―――?
もしかすると、私は多重人格なのではないかと恐ろしくなった。
***
いやぁ~!!なにこれ、めちゃくちゃ怖いー!!!!
同じ時間帯・同じ場所で何度もタクシーを利用していると同じ運転手さんに当たることはあるけど、
その友達はまったく別のところで遭遇しているんだもんなー!
彼女に似ている女の人の正体も結局わからないし、謎が多すぎて怖い(´;ω;`)
タクシーは幽霊話の宝庫って言われるけど、何か呼び寄せちゃったりするのかなぁ?