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【風俗の怖い話】車の窓を叩く女

この記事は約2分で読めます! 投稿日:2015/11/22 カテゴリー:幽霊 閲覧数:9614
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オカルト大好きの風俗嬢ライター 小野寺みかこです!
今日は知り合いのドライバーさんから聞いた怖い話をしたいと思います!

デリヘルのドライバーさんは、風俗嬢にとってなくてはならない存在。
女の子の送り迎えやお客さんのクレーム対応、そして女の子を怖いお客さんから助けるのもドライバーの役目です。
だからみかこ、ドライバーさんに聞いてみたの。

「この仕事でした一番怖い思いってなんですか?」

てっきり薬をキメてるお客さんとか、ヤクザ関連の話をしてくれると思ったんだけど全く違ったんだよね…。

【怖い話】車の窓を叩く女

デリヘルのドライバーは女の子をお客さんの元へ送り届けたら、女の子の仕事が終わるまでどこかで時間を潰さないといけない。
普段は飯食ったり、適当な店に入ってブラブラしたりしてるんだけど、その日に行ったマンションはかなり郊外にあったから、周りに時間を潰せるような場所がなかったんだ。
だから仕方なくマンションの近くに路駐して、携帯ゲームで時間を潰してた。そしたら…

バンッ!

って車を叩く音がした。
警察かと思って慌てて車の外を見てみたけど、誰もいない。
窓を開けて辺りを見渡してみても、ひとっこひとりいない。

そら耳か?それにしてはハッキリと音が聞こえたけど…。

そう思いながら、また携帯ゲームをしようとすると

バンッ!

また誰かが叩く音がする。でも当然、誰もいない。
明らかにおかしな現象なんだけど、この時俺は恐怖よりもイライラが勝ってたんだな。
今度叩いたらその場で捕まえてやる!と思ってゲームをせずに窓をずっと見つめていた。

いや~…見るなんてやめときゃ良かったね。
いきなり空中に真っ白な手が出て、俺の車のフロントガラスを叩いたんだよ。

幽霊の白い手

この世のもんじゃない!
そう思った俺は、怖くなって車を走らせることにしたんだ。

と言っても時間的に遠くに行けないから、マンションの周りをグルグルするしかない。
それでも、あの場でじっとしているよりは良いと思った。

15分ほど車を走らせた頃だろうか。
「よし、あと10分くらいで女の子が戻ってくる」
と少し安心していたら、ふと遠くに白い服を着た女が立っていることに気づいた。

白い女の幽霊

もう夜中の2時過ぎだ。
こんな深夜に女が一人で何をやってるんだろう?

そう思い通り過ぎると、また道の先に白い服を着た女が立っているではないか。
さっき見た女と似ていると思って通り過ぎると、また道の先に白い服の女がいる…。

それが永遠と繰り返され、パニックになった俺はまたマンション近くの場所に車を止めた。
10分なら真っ白な手が車の窓を叩くくらい我慢できる!と思ったのだ。

今考えるとありえないけど、帰るって言う選択肢がない俺は完全に正確な思考ができなくなってたんだろうな。
とりあえず10分間、目をつぶってやり過ごすことに決めた。

それから定期的に窓をバンッ!と叩く音が続いた。
俺は携帯を握りしめながら、女の子からの連絡を待った。

数分後。女の子から着信があった。
ほんの数分だったと思うが、俺は数時間にも長く感じた。

「あ、ドライバーさん?仕事終わったんでちょっと早いけど戻ります~」
「わかった!できるだけ早く戻ってくれ!」
「えー?どうかしたの?マンション4階だからちょっと時間かかるよ~」

そう女の子に言われ、つい反射的に窓からマンションを見上げてしまった。
そこには、白い服の女がいた。

白い服を着た女の幽霊

俺の視線に気づくと、ニィーと笑い窓を何度も何度も叩いてきた。

「早く!早く来てくれ!!!でも電話を切らないでくれ!」

俺の必死な訴えが通じたのか、女の子は電話しながら走って車まで戻って来てくれた。
女の子の姿が見えた瞬間、白い女は消えていた。

「ドライバーさん!大丈夫!?」

何人もの怖い客を相手にしてきた俺が、女の子がそう声をかけてくれた瞬間に泣いてしまった。
幽霊なんかよりも人間の方が怖いってよく言うけど、俺はやっぱり得体のしれないものが一番怖いと思ったね。

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怖いもの知らずだと思っていたドライバーさんでも、やっぱり幽霊は怖かったみたいですね。
実はこのマンション、風俗業界ではとても有名な幽霊マンションなんです!
ここでの怖い話は本当によく聞くので、また機会があったらご紹介します♪

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