風俗嬢との恋 3 ~ディープキス&連絡先の交換~
2回目に姫子ちゃんと会って、僕は確信した。「僕は、姫子ちゃんのことが好きだ」と。
でもこのまま自宅に呼んでサービスを受けるだけでは、デリヘル嬢と客という関係性から抜けることができない。
しかも1週間ごとに姫子ちゃんを呼ぶのも金銭的に苦しくなってきた。
だから、僕は決心した。姫子ちゃんの連絡先を聞こうと。
もしそれで教えてくれなかったら、脈無しと見てすっぱり諦める!
そして二度と姫子ちゃんに会ったりしない。
僕は決死の思いで携帯を握りしめ、デリヘル店へと連絡をした。
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「チョコおじさん!また会えてとっても嬉しいです!」
そう言って姫子ちゃんは無邪気に僕に飛びついてきた。
僕はすっかり嬉しくなって、力いっぱい姫子ちゃんを抱きしめる。
しばらく抱き合っていると、姫子ちゃんが上を見上げ僕の唇と彼女の唇を重ねた。
いつもはちゅっちゅっと軽くキスするだけだったのに、今回は彼女の舌が口に入ってきた。
こ、これはもしかするとディープキスではないか!!
僕もたまらず、彼女の舌に自分の舌をからめる。
静かな室内で、姫子ちゃんと僕の舌が絡みつく「くちゅ、くちゅ」という音が響き渡る。
僕は「ダメだ!」と思いつつも、アソコが勃起していくのがわかった。
「シャワー、浴びましょうか」
そう言って姫子ちゃんはいつものように僕の服を脱がし始めた。
初めてのディープキスで頭がボーっとしている僕は、姫子ちゃんにされるがまま全裸になりシャワーへと向かった。
「チョコおじさん、そろそろ私と会っても緊張しなくなりました?」
僕を洗いながら姫子ちゃんがそう僕に声を掛けた。
「そんなことないよ。いつも姫子ちゃんと会う時はドキドキして…。今だってまだドキドキしてる」
そう言った後、これじゃ「姫子ちゃんのことが好き」と言ってるようなもんじゃないか!と気づいた。
僕は恥ずかしくって、さっきディープキスまでした姫子ちゃんの顔を見ることさえできなかった。
「嬉しいな…。私もすごくドキドキしてるんですよ」
そう言うと彼女は僕の手を掴み、おっぱいへと導いた。
急なことで頭が一瞬真っ白になったが、落ち着いて彼女の鼓動に集中すると確かにとても速い速度で動いているのがわかった。
姫子ちゃんも本当は緊張しているんだ…。
僕はそう思うと、心の中がじんわりと温かくなってきた。
シャワーを浴びた後はベッドで一緒の時間を過ごした。
と言っても、本格的なエッチなプレイはしていない。
二人で抱き合いながら、たまに触り合ったりしただけ。
僕はそれだけでも十分幸せを感じることができた。
姫子ちゃんも僕が満足しているのを感じ取っていたのか、前のように強引にフェラや手コキをしてこようとはしてこなかった。
そんな幸せの時間を感じている時、彼女が思い出したかのようにスマホをカバンから取り出した。
「あのね、チョコおじさんが教えてくれたアプリゲームをやってみたんですけど」
そう言ってスマホを差し出す彼女。
「このステージをなかなかクリアできなくて…。教えてもらってもいいですか?」
「あぁ、これはまず…」
説明しようとして、ふと今日の目的が頭に思い浮かんだ。
今なら、アプリゲームの説明をすることを口実に連絡先を聞けるのではないだろうか?
そう思ったとたん、落ち着いていた鼓動が再度高鳴ってきた。
連絡先を聞けるチャンスだけど、もし断られたらどうしよう。
「チョコおじさん?どうかしました?」
こんな可愛い姫子ちゃんに嫌われるなんてことは絶対に嫌だ!
そう思った僕は、連絡先を聞くのを諦めゲームの説明をしようとした。その時――――
「ピピピピピ」
タイマーの音が鳴った。
「えっ!もうこんな時間?チョコおじさんとの時間は本当に経つのが早いなぁ」
僕も同感だった。もっと長い時間一緒にいたい。でも、お金もそろそろ底をつく。
もしかしたら、これから会えなくなってしまうかもしれない…。
僕はどんどん気分が暗くなっていった。
「あ、そうだチョコおじさん!もし良かったら連絡先を交換しませんか?」
……………え?
今、なんて言った?姫子ちゃんの口から、連絡先って出たような…。
「アプリの説明もして欲しいし、予約してくれる時も私に直接連絡してくれればキープしておきますよ♪あ、もちろんチョコおじさんが嫌じゃなければですけど…」
僕の頭の中がさっきの暗い気持ちから一転、花が咲き乱れるような明るさに包まれた。
効果音をつけるとしたら、パァアアアア!!って感じ(笑)
「ぜひ、連絡先を交換してください!!!!!!」
こうして、無事に姫子ちゃんと僕は連絡先を交換したのだった。
つづきはこちら!
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4話目【風俗嬢との恋4 ~メール交換の始まり~】